瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Nov 4, 2016

奈良教育大学臨海実習(6/19-23)

Posted by TPS

2016年6月19日から23日にかけて,奈良教育大学の臨海実習が行われました.

本実習のメニューは,プランクトンの観察,間隙生物の観察,ウニの発生とナマコの解剖,畠島での磯観察などです.


初日は畠島での磯観察の予定でしたが,天候が悪かったため
プランクトンと間隙生物の観察からスタートです. 


真剣な表情でプランクトンを探します.
スケッチの写真も撮っておけば良かった….


午後からは間隙生物の観察です.
イワフジツボ採集の風景ですが,暑さに苦しむ様子がよくわかりますね.



海岸の砂中にも間隙生物は潜んでいます.浅場の砂と深場の砂を採集して,そこに棲む生物を比較します.まさに「穴を掘れ,そして埋めろ」の作業です.


採集した基質から間隙生物を洗い出します.はじめは水道水を入れ,よーく振ってから篩で受け止めます.浸透圧ショックによって,基質にしがみついている生物が離れるそうです.


皆様の努力のおかげで,こんなにたくさんのサンプルが!
きっとスケッチの成果も上がったことでしょう,…ね?



2日目はウニの発生実験です.
今回は安定の実績を誇るムラサキウニさんに協力してもらいます。


まずは生殖孔周辺の棘を短くカットします.散髪ならぬ散棘です.
あ,棘は再生するのでご安心を.


塩化アセチルコリンを注射し,軽く振ってしばらくすると…!
無事に卵が採取できました.


宮崎先生の解説を聞きながら,卵割の様子を確認です.
右画像のように実験は大成功!


つづけてニセクロナマコの解剖です.ウニとあわせて棘皮動物の体の基本構造を学びます.それにしても,いい顔してますな.


ナマコの呼吸樹を見ながらのこの笑顔!ナマコ愛を感じます.


3日目は畠島での磯観察です.やはりフィールドワークは楽しそう.


あいにく小雨が降ったりやんだりの天候でしたが,日差しが弱い分アクティブに採集ができました.


魅惑の採集兵器「ヤビーポンプ」の虜になった O城君.ホシムシを捕まえてこの笑顔です.


帰ってきてからは採集物の同定と解説です.どのくらいの多様度をカバーできたでしょう?


解説の合間に,流し台からオニイソメが逃亡していました.
これが最後の目撃情報となるとは…


今回の採集の成果です.レア種もたくさん!皆様お疲れ様でした.

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