瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Oct 5, 2016

奈良女子大臨海実習 (6/3-7)

Posted by TPS

2016年6月3日~7日にかけて,奈良女子大学の臨海実習が行われました。

 本実習では,海藻の観察と同定,タイドプールの生物相観察,プランクトンの観察,自由課題実習などが行われました.



 まずは福井県立大学の神谷先生による藻類の講義からスタート。
神谷先生には、この実習の藻類担当教員としてご協力いただきました。

早速フィールドでの藻類観察と採集へ。
春先に比べると減ってしまいましたが、そこを探すのが面白い。

実物を見ながらの解説はフィールドワークならではの贅沢。

実験所に戻ってからは、採集した海藻を使った押し葉標本の作製です。

スライドガラスとカミソリを使った組織切片の作り方を伝授されました。


2日目はタイドプールの生物相調査です。
タイドプールの中の生物の分布状況を調べるために海水を組み出していきます。大きなタイドプールを選ぶと、結構腰にきます…。

タイドプールの大きさ、深さ、海面からの高さや底質などを記録します。

どの方角・深さに、どのような海藻や動物がいたのかを調査していきます。ガイドブックも大活躍(宣伝)。

得られたデータをまとめて、2つの性質が異なるタイドプール間の生物相の比較をします。6人もいれば文殊の知恵×2。

考察内容を図にまとめて発表です。みなさん短時間でよくぞここまで…。

この黒板がみなさんの努力(と僕の腰痛)の成果です。すばらしい!

翌日は畠島での生物採集と観察です。
遊佐先生による潮間帯の生物についての解説を聞き、みんな熱心にメモ。

ワダツミギボシムシの糞塊を注視。
糞塊が動いたら、その下には本体が!採集するためにはシャベル、深く穴を掘る体力と炎天下を耐えぬく精神力が必要です。シャベルだけが不足…。

ナマコを見つけると、とにかくキュビエ菅を吐き出させたくなるお年頃ですね。この実習期間中で一番の笑顔はまさかのここ!!

いつかはやると思っていましたが、神谷先生がついにヤッテしまいました…。事件です。タツナミくんが…。


そして、最終日は自由課題実習です。
ここまでの磯観察で興味を持った生き物の行動生態について、各班で仮説を立てて実証してきます。しかもたったの半日で!

各班で色々と工夫を凝らした実験を進めています。

みんなで意見を出し合って、午後からの発表に備えます。

タツナミガイの紫汁を集めるとこうなります。まるで芳醇なワインのような…。




各班が短時間で内容の濃い研究発表を完成させていました。お疲れさまです!


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