瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Apr 2, 2015

Roger Bamberさんのこと(その2)

posted by KM
 
Roger Bamberさんのことをブログに書いた旨、パートナーのRoni Robbinsさんに知らせたところ、3月12日に行われた追悼セレモニー用に作成したというメモリアルブックが、お礼がてらPDFで送られてきました。
メモリアルブックの表紙。
 Rogerさんが多くの人に如何に愛されていたかがよく分かる内容で、彼の波瀾万丈の人生、特に研究者以外の側面を知ることが出来、とても興味深かったです。

 メモリアルブックによると、彼は生涯に213編の学術論文を著し、うちウミグモ関係は46編。その中で42種の新種記載をしています。またタナイスに至っては225種の新種記載をし、これらを含め338のタクサを創設しています。彼が今も現役で活躍していたら、その数はどこまで増えていったことでしょう。
 ロンドンの自然史博物館に在籍したのは1998年から2008年までで、先の記事ではcuratorと書いてしまいましたが、実際はConsultancy Leaderの肩書きでした。しかし段々運営(特に財務関係)の仕事が重荷となり、研究その他自分の時間を作るため2008年にRoniさんとともに、自身の会社ARTOOを設立したそうです。

 メモリアルブックの表紙に掲げられている“Fortis et egregious”の意味についてRoniさんに聞いてみたところ、英語にすると“Bold and Excellent”という意味で、Bamber家の家訓とのことです。彼の人生に、まさにぴったりの言葉だと思います。

メモリアルブック中で最も若い時と思われる写真。いつの写真か明記されていませんが、「60年代終わりから80年代にかけ、彼は友人と南ロンドンのフォーククラブでセッションを楽しみ、小銭とビールを稼いでいた…」という記述があったので、その頃撮られたものでしょうか。

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