瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Nov 6, 2014

珍しいイボクラゲ

posted by marikok

[イボクラゲ]
10月30日に、実験所裏の通称「北浜」で、イボクラゲが採れました! 採集したのは、技術職員のOさんです。紫色の傘の大きさは35cm、傘の上の大きな「いぼ」が特徴です。田辺湾では数年に一度の頻度でしか出現記録がありません(久保田,2014)。南の暖かい海が主生息地なので、黒潮にのって漂流してきたのでしょう。この個体は比較的きれいなので、がんばって海中で撮影しました(寒)!

[プラヌラ幼生]
面白いのはここからです。この個体は成熟した雌で、なんとたくさんのプラヌラ幼生を口腕(茶色のもしゃもしゃ部)で保育していました!この幼生は薄桃色で、長さ150μmくらいです。今は回転しながら遊泳していますが、これがどこかに付着すると、イソギンチャク様のポリプになって、うまくいけばクラゲを再び放出します。


[プラヌラ付着実験]
というわけで、早速プラヌラ幼生の付着を試みます。左の写真はわかりづらいですが、水槽に幼生を入れて、水面にプラスチックシャーレを逆さにして浮かべたもの。すると、幼生(つぶつぶに見える)がシャーレに集まってきています。このまま付着して、ポリプに育ってくれればよいのですが。進展があれば、ブログにアップします!