瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Sep 4, 2014

気仙沼でのポケゼミ その3


ポケゼミ四日目です。


本日は岩手県の一関市にある室根山に登りました。ここは室根高原県立自然公園の一角にあります。この八合目ふきんに室根神社があります。室根神社大祭記年表によりますと、西暦850年に滋覚大師が室根山に護摩壇を築き4888坊が建立したとされています。また、西暦1,169年(嘉応元年)藤原秀衛参詣、同1,175年(安元元年)源義経(当時17歳)が室根神社に参詣とあります。なお、旧暦のうるう年の翌年に開催される室根神社特別大祭は国指定重要無形民俗文化財になっているそうです(岩手県両磐地区広域市町村圏協議会「両磐地域 平泉ゆかりマップ」(2014 onward)による)

畠山重篤さんによる解説。ここの神社は蝦夷討伐の祈願所として和歌山県の紀州熊野大社より分霊が奉られてから、室根山周辺の群落の鎮守として崇められてきたそうで、なにやら瀬戸臨海実験所との地理的親近感を感じます。


この神社にはなんと「森は海の恋人」の石碑があります。畠山さんみずから「新しい宗教のようだ」とおっしゃっていました。そういわれると、畠山さんは何やら教祖然としているように見えてきます。畠山さんの始められた植林運動は末永くたたえれるものと思います。


鐘つき堂の前で解説される畠山さん。ここでは国重要無形民俗文化財になっている室根神社大祭が10月にあり、大変なにぎわいになるそうです。



神社の中に湧水が出ているところがあり、かわいいサンショウウオがたくさんいます。学生さんたちが見入っています。この周辺はブナ林で、豊かな生物相を形成しています。

JR大船渡線の近くを流れる大川にかかる橋の上にて。この川にはたくさんのサケが遡上してくるそうです。森の恵みが海に、の好例として説明される畠山さん。


気仙沼の神社の石碑の前で、説明される畠山さん。美智子皇后様との出会い、「森は海の恋人」の名前の由来などを解説されています。


畠山さんの話を熱心に聞き入る。





さて午後は、昨晩みなさんが釣り上げたハモとアナゴの調理体験。まずさばき方を、その道のベテランに教えていただきます。包丁さばきが、相当に難しそうです。

ということで、ひとりひとり、ハモをさばくことに挑戦。なれない包丁さばきで、何とか魚を切り開いていき、背骨をはがし、内臓をとっていきます。
女性陣の方が包丁さばきが慣れている、とお褒めの言葉をいただきました

さて炭火をおこして、さばいたハモとアナゴをのせて焼いていきます。

焼いている様子。こうなってしまうと、どれがハモでどれがアナゴかは、わかりません。炭火の焼けるいい匂いがしてきます。見るからにおいしそう。


さて、焼けたところで食べていきます。もう絶品のおいしさ! 味はウナギとさしてかわりません。というよりは、私は個人的には町で売っているウナギよりもはるかに、ウナギらしいおいしさであると思いました。もちろん、ハモとアナゴは、ウナギとは別種です。何もつけなくても、きわめて美味。新鮮というのは、こういうことなのですね。


そのあと、しょうゆをつけても、いただきました。しかし、しょうゆがあろうと、なかろうと、もう絶品のおいしさでした。


さて、おなかが一杯になったあとは、釣り体験。短いさおで、船着き場から糸をたらします。中野先生が釣りの名手なので、みんなにやり方を教えています。


エサはオキアミを使います。糸をたらして、ゆっくり上下させます。ちょうど風がやみ、天気予報では雨の予報が出ていたのに良く晴れて、夕方のまったりした時間を、過ごします。

メバルが釣れました。右手にメバルをもって、はしゃいでいます。