瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Jul 11, 2014

祝! 中野裕昭さん 論文出版


posted by AA & Mokanishi

 瀬戸臨海実験所を利用して研究されていた中野裕昭博士(筑波大学下田臨海センター助教)が論文を出版されました。おめでとうございます!

Nakano, H. 2014.  Survey of the Japanese coast reveals abundant placozoan populations in the northern Pacific Ocean”  Scientific Reports. 4 (5356).  doi:10.1038/srep05356


この論文で扱われているのは原始的な多細胞動物である平板動物(Placozoa)です。この論文では平板動物が,日本各地に分布していることを明らかにしています. 平板動物は板状のアメーバのような直径0.5-3 mm程度の動物で,7種類の細胞がわずか3層にしか配置されておらず,非常に薄いのが特徴です. 日本各地の6地域から平板動物の採集を試みたところ,北は能登半島,南は沖縄のすべての調査地域において採集ができ,一年中を通して日本各地に分布していることが示唆されました. その6地域のうちの1つが瀬戸臨海実験所です。

瀬戸臨海実験所で研究される中野裕昭さん



また中野さんには、瀬戸臨海実験所でセミナーを平板動物に関するセミナーを開いていただきました。

講演要旨はこちら




採集したばかりの平板動物を瀬戸臨海実験所のみなさんに顕微鏡カメラのスクリーンで説明