瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Mar 8, 2014

海産無脊椎動物分子系統学実習⑥

磯採集後、実験の合間にシーケンスデータ解析用のソフトウェアの演習。 


DNA配列の解析のためには、解析用ソフトウェアの習熟が必要不可欠です。 


おや、准教授の久保田先生も実習に?

ベニクラゲの解析をしてみたいんですって! 


更に、宮﨑先生によるウミグモの講義も。 


ウミグモは、節足動物門狭角亜門に属する分類群で、

全ての節足動物の祖先的なグループと考えられた時期もありました。

今ではクモ類と共にひとつのグループを形成していますが、

分類、生態などの基礎的な部分も明らかになっていない、謎多きグループです。 


中野元帥によるカサガイの講義です!

元帥は世界中からカサガイを集め、分子系統解析を中心とした様々な技法で、

その進化史を地球規模で明らかにする研究を進めておられます。 


磯で採れた生物シリーズ①

「オニカサゴ」なんとタイドプールに居たところを学生が発見しました。 


棘に十分注意しつつ撮影。

彼は隣接する水族館に引き取られていきました。 


シリーズ②

イボニシにひっつく2個体のワレカラ。 


普段は海藻にくっついて擬態しているのでしょうが、

この状態ではむしろ目立っていますw 


シリーズ③

クモヒトデも採れました! 


この赤い個体は「アカクモヒトデ」かと思われます。そのまんまですね。

普段は少し深い所にいるはずですが、冬場は浅瀬にも進出出来るのでしょうか。 


図鑑とにらめっこしながら同定(種の名前を調べること)中。 


こうしてあーでもないこーでもないと悩みながら生物を調べることで、

膨大な種の多様性を理解してもらうことが、

臨海実習の一つの大きな意義でしょう。 


まだまだ続く。

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