瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Sep 27, 2013

気仙沼でポケゼミ

posted by AA

 さる8月20日~24日まで気仙沼にポケゼミで行ってきました。私自身は今回が初めてでしたが、 わが実験所の中野先生が昨年参加されていたので、ほとんど中野先生のご指導のもと、私はくっついていっただけ、という感じでした(大変に申し訳ないことながら、、、)

 基本的にはNPO法人の「森は海の恋人」の活動の一環に加えていただく、という形で、さまざまな体験学習をさせていただいた内容的に濃い日々でした。その代表者は、京都大学特任教授にもなっておられる畠山重篤さんで、息子さんの畠山信さんが実質的なリーダーとなって、実にアクティブな活動をしています。今回のわれわれのポケゼミはCivic Forceプログラムによる高校生3名と一緒に行いました。Civic Forceは被害支援団体として、2013年3月から東日本大震災で被災した学生たちを奨学金と教育プログラムを通じて支援する「夢を応援プロジェクト」を行っており、今回の活動もその一環です。

http://www.mori-umi.org/product5.html

 ポケゼミの内容は、基本的には畠山信さんが考えてくださり、畠山重篤さんの様々な案内も含めたもので、火おこし体験、九九鳴浜での生き物の採集と観察、牡蠣養殖場の視察、桁網(ドレッジ)による底生生物の採集、干潟生物のコドラート調査、気仙沼各地の視察、植林体験、森は海の恋人運動によってできた森の視察など、実にもりだくさんで、大いに勉強になりました。




東日本大震災で大きな被害のあった河岸で説明される畠山重篤さん

森の豊かさが海の生き物の豊かさをはぐくむことを説明される畠山重篤さん

 地震と津波の傷跡は予想していた以上にひどく、また復興もなかなか進んでいないようで、気仙沼港周辺はまだほとんどさら地でした。震災の復興や、「森は海の恋人」の活動を通じて畠山信さんがどれだけ熱心に、復興とそしてまた被災した人々のことのために、全力で活動されているかが良くわかりました。また畠山重篤さんが「森は海の恋人」の活動を通じ、自然の復興と、もともとの自然が持っているパワーを引き出しながら森と海をよみがえらせる活動をしているかが、よくわかりました。「最初に行動ありき」のお二人を見ていると、そしてまたその結果達成された成果の大きさをみていると、このお二人がいかに実践力と行動力、そして人々やふるさとへの愛情に満ちた、まれにみる傑出した人物であるかがよくわかります。

 参加した京大の学生は、とても楽しかったようで、また(これは日程的に、たまたまだったのですが)地元の被災した高校生3名と行動をともにできたのも良かったと思います(アッと言う間に仲良くなっていました)。

畠山信さん。森は海の恋人のホームページに公開されている写真より。気骨たくましい男気あふれる人物!


畠山信さんが、森は海の恋人」のホームページにあるスタッフ日誌に、今回のポケゼミのようすを書いてくださっています。下記のページの下の方をごらんくだい。

またCivic Forceのホームページの下記のページにも、今回のようすが出ています。実際には、ここにうつっている写真の死角になっている部分に、われわれ京大メンバーもいます。