瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Aug 25, 2013

「時岡隆 生誕100年記念展」記念講演会のお知らせ

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「時岡隆 生誕100年記念展」記念講演会のお知らせです。
皆様のご来場をお待ちします。


914日(土)13:3017:00
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集合:開始5分前(13:25)までに、京大白浜水族館入り口前に集合して下さい。そこから講演会場までご案内します。
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第1部:講演会
13:3015:30「京都大学瀬戸臨海実験所 研究棟1階講義室」

講演者・講演内容
宮崎勝己(京大瀬戸臨海実験所):「時岡隆の研究人生と様々な出会い-偉大な海洋動物分類学者は如何に誕生したのか」
時岡隆京都大学名誉教授(1913-2001)は京都帝国大学理学部学生の頃より白浜の海と関わりを持ち、その後瀬戸臨海実験所教員として約40年間勤め上げ、その前後の時期を含め60年を超える研究人生を送った。その間ホヤ類をはじめとする様々な海の動物の分類学に携わり、生涯で発表した研究論文・著書は優に200編以上に達する。時岡先生がこのような偉大な分類学者となる過程では、当然ながら様々な出会いやきっかけとなる出来事があった。本講演では、特に重要と考えられる出会いや出来事を紹介しながら時岡先生の研究者としての足跡を振り返ると共に、時岡先生が切り開いた様々な動物の分類学が、今の世代にどのように受け継がれ発展しているのかを概観する。

大和茂之(京大瀬戸臨海実験所):「時岡隆と自然保護:白浜の海の変遷を見つめ続けた生涯」
 1960年以降、時岡隆は自然保護のために活発な活動行った。その当時、白浜周辺の環境が大きく変化する中で、白浜の海の素晴らしさをなんとしてでも残したいという気持ちから発したものと思える。特に精力を費やしたのが、畠島保護であった。畠島は、海岸の地形や環境が変化に富み、島内で田辺湾の生物相を一望できることから、瀬戸臨海実験所創設以来、研究・教育の場として広く利用されて来た。1966年、畠島に大規模な観光開発計画が浮上して以降、196812月の国費買い上げに至るまで、保護運動の先頭に立って活動した。「畠島実験地」として実験所が管理する島となって以後は、「畠島一世紀間調査」として、生物の変動を記録することを開始した。この調査は現在まで続けられ、田辺湾の環境や生物の変遷を物語るものとなっている。講演では、この畠島保護を中心として、時岡隆の自然保護に対する活動を、振り返ってみたい。
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第2部:記念展見学会
15:3017:00「京都大学白浜水族館」
内容
講演会終了後、併設の水族館へ移動し、館内で開催されている「時岡隆 生誕100年記念展」を見学します。記念展では、研究ノートや論文原図といった各種資料、関わりの深い動物の標本などの他、先生の業績や足跡、また恩師駒井卓との関わりや趣味の切手収集にまつわるエピソードなどを紹介するパネルを展示しています。記念展を一通りご覧になったあとは、閉館時間(17:00)まで、館内を自由にご見学下さい。