瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Jun 14, 2013

白浜駅「くろしお水槽」


水族館スタッフのHaradaです。

今回、なんとJRの駅に水槽を設置させてもらいました。
なので、その宣伝をしようかと。
ちなみに、水族館スタッフの投稿はこれが初なんですなぁ。
最初で最後にならないといいですけど(笑)。

さて、JR白浜駅に設置したのは、「JR×京都大学白浜水族館コラボ くろしお水槽」と題した2つの水槽。紀伊半島南部には、「黒潮」という暖流が流れており、白浜周辺の生き物の多くがこの黒潮にのって熱帯地方からやってきました。そのため、JRの特急「くろしお号」とかけて、「くろしお水槽」と命名しました。

 
「くろしお水槽」の外観。駅長さんが飾りをつけてくださり、とても華やかです。
 
この企画は、JR白浜駅の駅長さんが立案したもので、観光客や地域の人に紀南の海の素晴らしさを知ってもらい、その海にすむ海洋生物に親しんでもらおうという意図があります。
 
90cm水槽が横に2つ並んでおり、右側の水槽には魚を、左側の水槽には無脊椎動物を展示しています。魚は、メジナ、カゴカキダイ、シマスズメダイ、ニシキベラなど。無脊椎はカイカムリ、イセエビ、ガンガゼ、マガキガイなど。基本的に、展示しているのは、磯にすむタフガイたちです(磯は塩分濃度や水温がかわりやすいので、そこにすんでいる生き物はタフなんです)。


 
シマスズメダイの幼魚。今は体長2cmくらいですが、1年で10cmくらいに育ちます。



トゲトサカを背負ったカイカムリ。これでも隠れてるつもりです。トゲトサカ以外にも、カイメンなどをよく背負っています。

ちなみに、べつに赤い色のものが好きなわけではありません。3倍の速度で動いたりもしません。

本当は、レアなヤツや、よりカラフルなヤツも入れたいんですが、夏場の水温を考えるとちょっと…。レアなやつは深場に多いんですが、深場の生き物は高水温に弱いんですよね~。

展示している生物は季節によって変わりますが、すべて白浜周辺で採集したものです。白浜周辺にはたくさんの生き物がいるんですね~。

水族館にくるともっとたくさん見れますよ(ボソッ)

JR白浜駅に立ち寄った際には、ぜひ一度ご覧ください。あつ~い白浜の夏の清涼剤になるはず!(たぶん)

 

posted by Harada