瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Apr 22, 2013

ウニ初め

posted by Mokanishi


皆さん!!!





春ですよ!!!






春と言えば!!!






実習ですよ!!!






実習と言えば!!!






ウニの発生実験ですよ!!!






ということは!!!!!
















ウニ採集ですよ!!!















ということで、4月末の実習で扱うウニを採集してきました。今年度初です!白浜には10種近いウニが生息しており、それぞれ生殖シーズンが異なります。時期に合わせたウニを使うことで、ほぼ一年中発生実験が行えるのです。

生殖シーズンのウニはちょっとした刺激で放卵・放精してしまい、約1週間は生殖不能になってしまいます。そこで実習用のウニを事前(大体1週間から10日前)に採集しておく必要があるのです。

今回は、技術職員の興田さん、山本さん、研究員のmarikok、Mokanishiの四人で、今が旬のムラサキウニを採集してまいりました。例によってダイジェストでどうぞ!

採集場所に着きました。
自前のドライスーツに身を包む山本さん。仕事人の目が光ります。

潮がよく引いて採集日和です。
満潮時は階段の緑の位置まで潮が上がります。

真っ先に海に突入する山本さん。
この日の水温は約19℃だったとか。
さすがドライスーツだぜ…。 

対してウェットスーツのMokanishi.
この後覚悟を決めて海に身を沈めます。
ちなみにmarikok(撮影者)はラッシュガードでもっと寒そうでした…。
ちなみに興田さんは監督です。

この時期はウニのエサになるホンダワラ類がもしゃもしゃ生えています。
藪状態のホンダワラを漕いでいくと…? 

おお!ウミウチワに隠れていました!
発生実験に使えるよう、なるべく大きな個体を採集します。

あるいは岩をひっくり返すと…むむ! 

いましたいました!
ひっくり返した石は、ちゃんともとに戻しましょうね。 

何とアカウニがいました!
ムラサキウニよりもトゲが短く、長さに偏りがありません。
このたりでは比較的数が少ないウニです。
思わず写真をパシャリ。

ちなみに、私が研究しているクモヒトデも見つかりました。
プラスチック瓶の中からながーい腕がはみ出しています。
狭いところが好きなので、こうしておくと勝手に中に入っていきます。 

実験所に帰って、実習までこのように静かに飼育します。
いい卵を産んでおくれ~。 

しっかり管足を伸ばして元気そうです!

今年も実習シーズンが始まりました。各校の要望に応えるため、我々はウニ採集スキルを磨いていきます。そして、ベストな状態のウニをそっと提供するのです。そう、靴屋さんの小人のように…。










ちなみに、ムラサキウニは
水産上重要種なので採集禁止です!
美味しくいただいてはいけません!

発生実験に使ったウニはまた海に戻します。