瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Jan 21, 2013

畠島の視察

posted by marikok

[南東からみた畠島]
無人島である畠島は、田辺湾に生息する様々な海の生物を観察できる美しい場所です。瀬戸臨海実験所が管理する実験地となってから40年以上も保護されており、 「畠島海岸生物相の1世紀調査」という長期の調査計画が継続されています。また、昨年の夏だけで60名もの実習生がこの島を訪れ、磯観察として海岸生物の形態や生態を学びました。

[乗船する実験所員]
しかし近年では、無断上陸した海水浴客による、ごみの投棄や火気の使用が問題になっています。畠島にはそのような行為に対して注意を呼びかける看板が設置してありますが、より効果的な設置を検討するため、今日所員による視察を行いました。




[投棄されたテントフレーム]
海岸の視察中、壊れたテントのフレームを見つけました。発泡スチロールやペットボトルなどは風と潮流によって別の場所から畠島に流れ着くことがありますが、このような大きな金属製品は、わざわざ船で運んできたりしなければここにあるはずがありません。




[掘り起こしたバーベキューコンロ]
これは、おそらく数か月間砂浜に放置されていたため、砂に埋まってしまっていたコンロです。つまり、ここで火気を使っていたことを示しています。実は、夏に畠島を訪れたときはもっとひどい状況でした。コンロだけで同時に4台、バーベキュー用の炭、食べ残した野菜、それから壊れたテーブルやイスなども放置されていました。


[看板の設置方法を検討する所員]
そもそも畠島では、自然保護の目的で海水浴客の上陸は許可されていません。そのことを周知するために、新しく注意書きの看板を設置する場所として、最も目につきやすい場所を選定しました。今後、畠島への無断上陸を含め、悪質な行為が減っていくよう整備することを予定しています。